施術方法と料金について

施術方法

関節軸調整法

担当:木津直昭

人間の骨は、200以上、関節は約350あると言われています。その大部分の関節は軸運動をします。その軸運動は、1軸関節、2軸関節、3軸以上の関節(多関節)に分かれます。その軸の崩れが多くの筋骨格系の痛みやシビレの原因になっているのです。中でも重力下にある私たちの身体の「体幹の軸」は誰でも崩れやすいのです。関節は筋肉によって動いているので、筋肉の拮抗が崩れると関節の歪みが起るのです。日常のあらゆる動きや身体の使い方は、時にこれらの筋肉の拮抗バランスを崩させます。この筋肉のアンバランスを改善させ、関節の歪みを取り除き、正常な関節の軸運動を取り戻すのが「関節軸調整法」です。関節軸調整法は、患部の関節・筋肉の状態と身体全体の連動を評価し、筋の拮抗バランスと関節の動揺性を正し正常な可動性に戻し、痛みの原因を取り除くことができます。

腰部に対しての関節軸調整法のサンプルケース:

脊柱を支える4つの深部筋(前2つ、後2つ)によりバランスよく支えられています。しかし、日常の様々な要因により、この筋緊張バランスが崩れ、ある一定の方向への椎骨の動揺性が高まります。それが、痛みや凝り、ひどい場合には椎間板ヘルニアなどの重篤な障害にもつながるのです。その動揺性を治すには、4つの筋緊張の均衡化ともに関節軸を戻す必要があります。この筋緊張のバランスと椎骨の一方行への動揺性取り除く施術が 「関節軸調整法」です。関節の大部分はこの腰と同じように拮抗した筋バランスにより構成されていますので適用範囲は身体の関節全てと言っても過言ではないのです。また、この筋緊張を取り除く時に強い癒着が存在する場合があります、この強い癒着に対しては「グラストンテクニック」が効果的なのです。*この強い癒着は、アスリートのように同じ筋肉を過剰に使っている場合やパソコン姿勢のように同じ状態で動かさないでいる場合にも発生するのです。

*急性腰痛のサンプルケース:関節軸の動揺性を取り除くことにより、腰部筋群の防御的緊張が取り除かれることにより、関節の動きが正常に戻ります。

サンプル1:急性腰痛(発症後翌日)

*サンプルケース2:屈曲制限のある慢性腰痛

アプライドキネシオロジー

担当:五十嵐由樹

現在も研究が進められ進化し続けている
身体機能に主眼をおいた検査・評価・治療システム

アプライド・キネシオロジー(AK)は、アメリカミシガン州のカイロプラクターであったGeorge J. Goodheart Jr. DCによって1964年に創始されたテクニックで、現在も研究が進められ進化し続けている身体機能に主眼をおいた検査・評価・治療システムです。AKでは可動域、触診や疼痛終発検査などの標準的な検査法に加え、筋力検査を主要な神経学的診断器具として用い、健康を構造的、化学的そして精神的側面から身体のさまざまな機能を評価します。
Goodheartはまずわれわれの骨格を支え筋肉の機能に着目し、その機能と姿勢の相関関係を発見しました。そして骨格を支える筋肉のほとんど全てが内臓器と関連があり、相互に影響していしあっていることを発見しまとめました。このことにより通常のカイロプラクターが扱う筋骨格系の問題だけではなく、内分泌や内臓機能に関連する問題に対してもアプローチできるようになりました。それらを結びつける重要な役割を果たしているのが身体を縦横無尽に走る神経であり、その機能を評価するための診断器具が筋力検査なのです。

AKの治療法は多岐にわたり、骨格や関節の調整、あらゆる筋、腱そして筋膜療法、頭蓋療法、経絡療法、栄養サプリメントや食事療法、そしてさまざまな反射療法などが含まれます。また骨格や筋肉だけではなく、内蔵生体力学に基づき内蔵機能を評価し、働きを改善することもあります。これらの治療法の選択においても先の機能評価で用いた筋力検査によりどの治療法が最も適したものかを判断し治療を行います。
当院においても、問診に充分な時間をかけて患者様が訴える問題を理解し、標準的な検査法はもとよりAKの評価法を加えることによりあらゆる側面から問題を評価し、最も適した治療法を選択することにより、1日でも早くもとの健康な状態を取り戻してい頂くよう心がけております。
現在日本には国際アプライドキネシオロジー協会 (ICAK)の認定を受けたカイロプラクターは100名程度ですが、当院の院長もこれまでに1000時間以上のセミナーを受講し、認定を受けています。

ディバーシファイドテクニック

担当:木津直昭、五十嵐由樹

ディバーシファイド・テクニックは最もオーソドックスなカイロプラクティックマニピュレーションテクニックとして広く知られています。ディバーシファイドとは「多様性のある、様々な」という意味で、言葉通りこのテクニックは他のさまざまなテクニックと併用でき、応用することにより様々な神経系障害に適応できる、全てのカイロプラクティック・テクニックの基礎ともいえるテクニックです。そのため承認された世界のカイロプラクティック大学のほとんどで最初に教授されるテクニックであり、また米国のカイロプラクターの90%以上が臨床で用いているテクニックでもあります。

ディバーシファイド・テクニックには特殊な理論や検査法はなく、問診、視診、触診そして整形外科的検査や神経学検査などの理学検査の結果を総合的に分析しなければなりません。その中でも静的触診と可動触診は最も重要な検査法として位置づけられています。

機能神経調整法

担当:五十嵐由樹、木津直昭

脳の大脳非対称を評価し正常に戻していく治療法です

カイロプラクティック機能神経学は、カナダ出身のカイロプラクターFrederick Ted Carrick D.C.によって開拓された新たな神経学分野です。彼らは脳の機能が低下(弱化)した領域を脳波記録計(EEG)の使用によって判断し、それらの領域を食事制限、マッサージそして脳トレーニングなどを組み合わせることで改善し、発達障害、アルツハイマー病や自閉症など多くの状態を治療することができると主張しています。
伝統的に神経学は神経系疾患を神経の機能異常なのか、あるいは腫瘍や脳卒中などの疾患なのか、白なのかあるいは黒なのか判断する傾向にあります。しかしカイロプラクティック機能神経学では、病態が明確になる以前の、白か黒かはっきりしないグレーの状態、つまり神経系の機能不全による微妙な変化を観察します。

例えば、身体の平衡感覚を司る前庭器官(三半規管)に左右どちらかの機能が低下し、機能しないと、半身の筋肉や関節からの情報を適切に処理できず、不適切な情報が中枢(大脳)へと伝わり、大脳から身体へ適切に指令できなくなります。このことにより身体の片側には不適切な指令が、他側には本来伝えられるべき正しい指令が伝達されます。その結果、眼球の共同運動が妨げられたり、立位姿勢の不安定性などが観察できます。この身体左右の神経系のアンバランスを私たちの身体は不安定と認識し、めまいと感じるのです。
まためまいなどは三半規管だけではなくその他の神経系の機能とも関係している為、不安定性やめまいを訴える場合には、神経系のどこに、またはどの経路に機能的な異常があるか検査を通じて確認する必要があります。機能神経学の臨床家はさまざまな検査を通して神経系の機能不全によって起こる身体の微妙な変化を観察し、その原因を神経の走行に沿って辿り、正確な場所に最適な燃料を与え、適切な刺激を与えることにより神経細胞を活性化することにより元の神経機能を取り戻し、更にリハビリテーション、エクササイズや栄養指導などを組み合わせて身体のあらゆる部位が正しく機能し、最良のライフスタイルが送れるようサポートします。

グラストンテクニック

担当:木津直昭、五十嵐由樹

身体の形状に合わせて作られた特殊な器具(インスティルメント)を使用して行う施術法です

グラストンテクニックは、20数年前に米国でアスリートにより発案開発された専用の器具を用いて筋膜を擦り瘢痕化した組織を解きほぐし癒着した筋膜の可動制限を解放する施術法(器具補助軟部組織可動法/IASTM: Instrument Assisted Soft Tissue Mobilization)の先駆テクニックとして、全米2万人のクリニシャン(理学療法士PT・アスレティックトレーナーATC・カイロプラクターDC)に利用され、アスリートから高齢者まで目を見張る臨床効果実績をあげています。日本では、2011年以来400名のプロヴァイダーが輩出され、筋膜ブームの最先端を担っています。(グラストンテクニックジャパン公式サイトより引用)

 

使用される器具は、6つのステンレススティールインストゥルメントから構成され、身体の各部に機能的に適合するように、凸弯型/凹弯型の体の各部起伏に適合する形状になっています。このデザインは治療を容易にし、施術者の手に対する最小限の負荷で最大限の組織貫通を可能にしているのです。

 

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